映画作家 黒木和雄~非戦と自由への想い
映画作家 黒木和雄~非戦と自由への想い
■没後10年、映画監督・黒木和雄の平和への想いを追ったドキュメンタリー!
■日常生活を通じて戦争の悲惨さや戦争の本質を描いた「TOMORROW 明日」「美しい夏キリシマ(第77回キネマ旬報ベスト・テン第1位)」「父と暮せば」「紙屋悦子の青春」の戦争レクイエム4部作を残した映画監督・黒木和雄。戦争体験者の一人として苦悩し、つらぬいた非戦と自由への想いを、幼馴染や身内、そして監督作品に関わった人々の証言を通して浮き彫りにしていく。
2006年に急逝した映画監督・黒木和雄は、1966年、「とべない沈黙」で劇映画デビュー。1970年代には「竜馬暗殺」「祭りの準備」「原子力戦争 Lost Love」などの作品を世に送り出し、その後、井上光晴原作の「TOMORROW 明日」、第77回キネマ旬報ベスト・テン第1位の「美しい夏キリシマ」、井上ひさし原作の「父と暮せば」、遺作となった「紙屋悦子の青春」という戦中戦後の市井の人々にフォーカスをあてた戦争レクイエムと呼ばれる4作品を発表する。
生前、「現在の日常のなかに『戦時下』のあの日々の姿がかたちを変えて、ふたたび透けて見えてくるような危機感を、私はいだきます」と語った黒木監督。本作では、黒木監督の肉声や作品、澤地久枝、田原総一朗ら同世代の著名人から10代の学生のインタビューを通して、監督が抱いた危機感はどの様なものだったのか、そして戦争をしらない戦後世代はどの様にいまの時代を捉えているのかを紐解き、黒木作品に込められた非戦と自由への想いを未来へ繋げてゆく。
【スタッフ】
監督:後藤幸一
製作:鈴木 ワタル
撮影:高間賢治、田中一成、板谷秀彰、中岡幸一
題字:赤松陽構造
語り:佐野史郎
【キャスト】
黒木和雄
澤地久枝
田原総一郎
黒田征太郎
青来有一
【コピーライト】
(C)2017 NSW/コピーライツファクトリー
発売元:株式会社ブロードウェイ
販売元:株式会社ブロードウェイ
2016年日本/トールケース/収録時間:約91分
2017年8月2日発売/価格:¥3,800+税