バッド・ベティカー傑作選 DVD-BOX

BWD-2777

バッド・ベティカー傑作選 DVD-BOX

(BWD-2777)

『灼熱の勇者』『殺し屋は放たれた』に続き、その才能を遺憾なく発揮した西部劇の傑作『七人の無頼漢』を撮りあげたバッド・ベティカー監督犯罪映画の傑作DVD-BOX!

『閉ざされた扉の陰』 Behind Flocked Doors 1948年/B&W/62分
監督:バッド・ベティカー(オスカー・ベティカー) 出演:ルシル・ブレマー、リチャード・カールソン
警察の手を逃れている悪徳判事ドレイクがある精神病院に隠れている事を知った女性記者キャシーは、私立探偵ロスに内部潜入を依頼する。ロスは狂人を装って 入院に成功し、判事を見つけだす。やがてロスは謎めいた療養所が多くの悪徳の温床になっている事を突き止めるが、彼にも魔の手がしのび寄っていく。サミュ エル・フラーの『ショック集団』(’63)のテーマと重なる部分もあるが、社会の狂気を強烈な演出力で社会の狂気をあぶり出したフラー作品とは単純に比較 できない。しかし、細部にこだわる独特のベティカー演出が、全編を貫いたB級スリラー作品として評価できる。

『消えた陪審員』The Missing Junior 1944年/B&W/66分
監督:バッド・ベティカー(オスカー・ベティカー) 出演:ジム・バノン、ジャニス・カーター
『七人の無頼漢』(’56)などランドルフ・スコット主演の西部劇でハリウッド史にその名を刻むベティカーのデビュー2作目のフィルム・ノワール。冒頭、 暗闇の停まった車の運転席に男がぐったりしている。手袋をはめた手が持つロープが男の首に巻き付かれ、車は汽車と衝突し男は車ごと押しつぶされる。事件記 者キーツはこの男がある裁判の陪審員だった事、すでにそれ以前にも同じ裁判の陪審員4人が不審な死を遂げた事を突きつめ、一連の事件真相を探り始め、残り の陪審員たちを訪ねる。その中に骨董屋の美貌の女性がいた。アンソニー・マンやリチャード・フライシャーなどと同じくキャリア初期にサスペンス& ノワール作品を発表してきたベティカーの佳作で、素晴らしい画面構成と練られたカメラアングル、そしてすぐれた脚本が新しい才能の出現を予感させる。な お、ベテイカーは50年の『キラー・シャーク』まで、オスカー・ベティカー名をつかった。

『霧の中の逃走』Escape in The Fog 1945年/B&W/65分
監督:バッド・ベティカー(オスカー・ベティカー) 出演:オットー・クルーガー、ニナ・フォック
戦時中、神経を病んで帰国中の軍の看護師エイリーン・カーが悪夢を見て、男が二人組に殺されそうになったところで叫び声を上げて目覚める。そこへ、心配し て見に来た同宿の男がまさに悪夢に出てきた、殺されそうになっていた男だった。物語はこの殺されそうになった男が、連合国の重要な情報を持って国外に出よ うとするところを、ドイツ側のスパイがその情報を横取りしようとして起きるサスペンスを描いたスパイ・スリラー。次作『私の名前はジュリア・ロス』 (’45)で注目を浴びる看護師カー役のニナ・フォックが初々しい魅力を披露。

【スタッフ】
監督:バッド・ベティカー

【キャスト】
ルシル・ブレマー/リチャード・カールソン/ジム・バノン/ジャニス・カーター/オットー・クルーガー/ニナ・フォックほか

【コピーライト】
発売元:株式会社ブロードウェイ/販売元:株式会社ブロードウェイ

【発売日】2015年5月2日
モノクロ/製作年:1944~1948年アメリカ/言語:英語モノラル/字幕:日本語/トールケース/3枚組 収録時間:約193分
価格:¥6,750(税抜)+税

在庫状態 : 在庫有り
¥7,425(税込)
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