グラウベル・ローシャ傑作シリーズ 大地の時代
グラウベル・ローシャ傑作シリーズ 大地の時代
☆「灼熱のカオスと静けさの強烈なコントラスト!荒々しくも繊細な映像スタイル!<シネマ・ノーヴォ>の誕生を世界に告げた男—それがグラウベル・ローシャだ」—映画評論家/出口丈人
■ゴダールをして、ベルトリッチ、ストローブ=ユイレ、スコリモフスキと並び“もっとも新しい映画監督の一人”と言わしめた、グラウベル・ローシャ傑作選!
1980年ヴェネツィア国際映画祭出品作
■1981年に死去したグラウベル・ローシャの遺作である。鮮やかな色調のシーンが次々に続く。夜明けの山並み、バイーアの祭、リオのカーニヴァルダンス、ブラジルの政治的状況の総括、ブラジリアでの工事現場、バイーアの海岸で行われる歴史劇といった具合に、バイーア、ブラジリア、リオ・デ・ジャネイロを舞台にし、過去と現在を往還る映像と音によるシンフォニー。人々のエネルギーが画面にみなぎる。映像に稀な力があり、ヴィデオアートとも違う映像詩が展開する。ローシャは「ブラジルの肖像の脇に置かれた私の肖像画」という言葉を遺した。ヴェネツィア国際映画祭で上映された際、作家のアルベルト・モラヴィアやミケランジェロ・アントニオーニ等が絶賛したことでも話題になった。
[スタッフ]
製作:キム・アンドラーデ
監督・原案・脚本:グラウベル・ローシャ
撮影:ロベルト・ピレス、ペドロ・モラエス、ロケ・アラウホ
美術・衣装:パウラ・ガエタン、ラウル・ウィリアム
編集:カルロス・コックス、ラウル・ソアレス、リカルド・ミランダ
音楽:ロジェリオ・デゥアルテ、ビラ=ロボス
[キャスト]
ブラームス:マウリシオ・ド・バッレ
インディオのキリスト:ジェス・バラダン
黒人のキリスト:アントニオ・ピタンハ
軍人のキリスト:タルシシオ・メイラ
革命的なキリスト:ジェラルド・デル・ヘイ
オーロラ・マダレーナ:アナ=マリア・マガリャーエス
アマゾンの女王:ノルマ・ベンゲル
悪魔:カルロス・ペトロヴィッチョ
発売日:2013年2月2日
価格:¥4,700+税
カラー/4:3LB/音声=ポルトガル語/日本語字幕
約151分/片面2層
1980年/劇場公開作品