ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ DVD-BOX Vol.8

BWDM-1033

ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ DVD-BOX Vol.8

(BWDM-1033)

「すごい!西部劇黄金時代の、その全貌がここに!」佐々木譲(作家)
ハリウッド黄金時代に輝いた、珠玉の西部劇傑作シリーズ第8弾!一流のスタッフ&キャストが結集した厳選の8作品

▶DISC1「パウダー・リバーの対決」 Powder River (1953年/カラー/78分)
監督:ルイス・キング 原作:スチュアート・レイク 出演:ロリー・カルホーン、コリンヌ・カルベ、キャメロン・ミッチェル
拳銃とバッジを持たない生活を始めていた矢先、親友が悪漢に殺された事から再び銃を取って立ち上がるチノ・ブロックとその相棒ミッチの活躍を描いたもの。『フロンティア・マーシャル』(’39)や『荒野の決闘』(’46)などの原作で著名なレイクの西部小説を映画化した作品。チノとミッチの関係がワイアット・アープとドク・ホリデイを彷彿させるタッチで描かれている。ふんだんに登場するアクション・シーンは最後まで見せ場たっぷり。ワイアット・アープ似のチノ役のカルホーンが重量感ある演技を披露している。

▶DISC2「北西騎兵連隊」 Fort Vengeance (1953年/カラー/75分)
監督:レスリー・セランダー 製作:ウォルター・ウエンジャー 出演ジェームス・クレイグ、キース・ラーセン、リタ・モレノ
イカサマ賭博でダコタの町を追われたキャリーは、弟思いの兄デイックと一緒にカナダ国境の北西騎馬警官隊の西部司令部がある”復讐の砦”に行き、兵力不足の隊に入隊する。しかし、二人の入隊と同時にカスター将軍の第七騎兵隊を全滅させたスー族の酋長シティング・ブルがカナダ領に匂げ込み、砦の近くのスー族のキャンプに身を寄せているというニュースが舞い込み、砦に緊張が走る。『駅馬車』(’39)のウエンジャー製作。カナダ辺境を守る北西騎馬警官隊とシティング・ブルとの戦いを主人公の兄弟愛を織り交ぜて描いた騎兵隊アクション西部劇。

▶DISC3「虐殺の河」 The Massacre River (1949年/B&W/78分)
監督:ジョン・ローリンズ 出演:ガイ・マディソン、ロリー・カルホーン、キャシー・ダウンズ、ジョニー・サンズ
南北戦争が終わった直後。先住民居住地区に隣接する砦の騎兵隊の下士官ラリー、東部の名門出身のフィル、連隊長の息子で陸軍士官学校を卒業したてのランディの3人は大の親友同士だった。ラリーとフィルはともにランディの妹キティに惹かれていたが、キティはラリーを選び二人は婚約する。しかしラリーが賭博場の名物女ローラと知り合い、互いに惹かれ合うようになったことから予期せぬ殺人事件が発生。事態は先住民をも巻き込んで終止のつかない方向につき進んでいく。『荒野の決闘』(’46)のキャシー・ダウンズの清楚な魅力がひときわ輝く。

▶DISC4「銃の後ろに経つ男」 The Man Behind The Gun(1953年/カラー/82分)
監督:フェリックス・E・フェイスト 出演:ランドルフ・スコット、パトリス・ワイモア、デイック・ウエッソン
1850年代のカリフォルニア。騎兵隊の元少佐カリカットは身分を隠し、秘密の武器倉庫摘発の密命を帯びリック・プライスと名乗ってロサンゼルス行きの駅馬車に乗り込んでいた。途中、密かに乗り込んでいた駅馬車強盗サツロが馬車を止めるがプライスは奇策で彼を捕らえる。そして、到着したロスで守備隊長ガイルズに引き渡すが、サツロは拘置所から脱走する。一方、プライスは賭博場の地下室に秘密兵器庫を発見し、ガイルズも一味ではないかと疑うが、兵器を秘密に大量に保管して謀叛を計っている首謀者は驚くべき人物だった。ベテラン監督フェイストがスコットとコンビを組んだ定石西部劇で、孤独の中に独特の優しさを秘めたいつものランドルフ・スコットの勇姿が健在。テクニカラーの映像も美しい。

▶DISC5「コマンチ族の怒り」 Comanche Territory (1950年/カラー/76分)
監督:ジョージ・シャーマン 出演:マクドナルド・ケリー、モーリン・オハラ、ウィル・ギア
1830年、時の大統領アンドリュー・ジャクソンの依頼で西部に赴いたジム・ボウイは、銀のラッシュに湧くコマンチ族居留地帯を襲撃し、銀を強奪しようとしている無法者の一団が暗躍している事を知る。ボウイは自身が創作したボウイ・ナイフの作り方をコマンチに教えながら彼等に近づき友人となり、共に銀鉱採掘にあたる事になった。やがてステイシーとその姉ケイトに率いられた無法者集団は、居留地に攻撃を仕掛けてくる。フロンティア・スピリット溢れるテキサスの英雄ジム・ボウイは1837年のアラモの戦いで玉砕るが、この映画はボウイの隠された一面を描いている。

▶DISC6「荒野の三悪人」 Best Of The Bad Men (1951年/カラー/84分)
監督:ウイリアム・D・ラッセル 出演:ロバート・ライアン、クレア・トレヴァー、ロバート・プレストン
南北戦争後の1865年、北軍少佐ジェフ・クラントン(ライアン)はケンタッキーで悪名高いクアントリル・ゲリラを奇襲し降伏させた。フアウー探偵事務所のマシュー・フアウラー(プレストン)はジェフからゲリラの引き渡しを受けて多額の賞金にありつこうと目論み、ジェフを買収しようと 画策するがジェフに断られ失敗。ジェフは降伏の時の約束通り、ゲリラ団を釈放し,自らも復員する。しかしフアウラーの陰謀によってジェフはあらぬ罪で逮捕され死刑を宣告されてしまう。フアウラーの妻リリー(トレヴァー)の機転助けられ生き延びたジェフだが次第に悪の道に染まっていく…。アクション映画を得意とするハーマン・シュロムが製作した本格娯楽西部劇。

▶DISC7「西部を駆ける恋」 Lady Takes A Chance (1943年/B&W/86分)
監督:ウイリアム・A・サイター 主演:ジョン・ウェイン、ジーン・アーサー、チャールス・ウイニンガー
1930年代末。ニューヨークの銀行員モリーは17日間の西部遊覧旅行のバスに乗ったが、途中まで退屈な旅だった。バスがオレゴンのフェアフィールドに着いたとき、町でカウボーイのロデオ大会が開かれていた。モリーは見学に行き、そこでカウボーイのデュークに出会うが、彼は馬からはね飛ばされてモリーの膝の上に落ちてくる。モリーは初めて西部旅行に来た甲斐があったと感じた。モリーはその晩デュークと一緒に西部気分を満喫するが、バスに乗り遅れてしまう。『アレゲニーの反乱』(’39)に続いてサイター=ウェインが作り上げた現代版西部劇で日本では戦後の’47年に『荒野の決闘』とともに公開された。

▶DISC8「星を持つ男」 Stars In My Clown (1950年/B&W/89分)
監督:ジャック・ターナー 主演:ジョエル・マクリー、エレン・ドリュー、ディーン・ストックウェル
南北戦争が終った頃、南部の小さな町ウェールスバーグにジョシア・グレイが辿り着く。彼は拳銃と聖書を持った牧師だった。妻と彼女の甥と暮らすジョシュアは、やがて少しずつ町の人々にも受け入れられ、教会も彼らによって建設される。白人と黒人が住み分けるこの街でも有名な、黒人のプリルおじさんが持っている土地を買おうとした白人の町の有力者は、ブリルおじさんに交渉するが断られてしまう。その事から、当時結成されたばかりの秘密結社K・K・Kが不気味な動きを見せ始め、やがてプリルおじさんをリンチに架けようと集団で乗り込んでくる。だが、ジョシュアが彼等の前に立ちふさがり、人間の生きる道について滔々と言い聞かせ始める。『キャット・ピープル』(’42)などのホラー映画やフイルム・ノワールの古典『過去を逃れて』(’47)などで知れれるフランス出身のジャック・ターナーが西部劇の壁を乗り越えて作り上げたヒューマニテイ溢れる傑作。公開当時その斬新な映像表現と感動的なストーリー展開は高く評価された。なお,原題のstars in my clownは、賛美歌のwill there be any starsin my clown (私が冠る王冠の中にいくつの星があるのだろう)から引用されつけられている。

【コピーライト】
発売元:株式会社ブロードウェイ/販売元:株式会社ブロードウェイ

【発売日】2014年6月4日
モノクロ&カラー/1943~1953 アメリカ/英語 字幕:日本語/トールケース8枚組/収録時間:約676分
価格:¥18,000+税

在庫状態 : 在庫有り
¥19,800(税込)
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