ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ DVD-BOX Vol.14

BWDM-1054

ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ DVD-BOX Vol.14

(BWDM-1054)

「すごい!西部劇黄金時代の、その全貌がここに!」佐々木譲(作家)
ハリウッド黄金時代に輝いた、珠玉の西部劇傑作シリーズ第14弾!一流のスタッフ&キャストが結集した厳選の8作品!

【解説・ストーリー】
▶DISC 1「荒野の襲撃」Pony Soldier(1952年/カラー/82分)
監督:ジョゼフ・ M・ニューマン  出演:タイロン・パワー、キャメロン・ミッチェル、トーマス・ゴメス
1876年、カナダ・インディアンのクリーク族は国境を越えてアメリカのモンタナ州に侵入し、騎兵隊の猛攻撃をうけ数名の白人を人質にして退却した。だが、部族の血気盛んなコナーは小部隊を率いてさらに駅馬車を襲撃し、若い娘エメラルドとカウボーイのジェスを捕らえてカナダに引き上げて行った。カナダの北西騎馬警官隊は人質解放役として、マクドナルドをインディアンの野営地に派遣して酋長と交渉するが決裂する。そして、即座に退去を言い渡される。その時、空に不思議な蜃気楼現象が現れ、事態は予期しない方向につき進んで行く。サタディ・イヴニング・ポストに掲載されたガーネット・ウエストンの小説を、ニューマンが監督した北西騎馬警官隊の活躍を描いた作品。テクニカラーで撮影された警官隊の”真紅の制服”が全編鮮やかな印象を焼き付ける。

▶DISC 2「ガンスモーク」Gunsmoke(1953年/カラー/79分)
監督:ネーサン・ジュラン 出演:オーデイ・マーフィー、 スーザン・キャボット、ポール・ケリー
流れ者のガンマン、キットレッジは、サクソン牧場のドン・サクソン暗殺を悪党一味から言い渡され、牧場に乗り込む。だが、サクソンとその娘リタに接近するとともに一味の真実を知り、彼らの牧場と牛を守ることが自分の生きる道だと思い込むようになる。裏切られたことを知った悪党一味はサクソンとキットリッジに狙いをつけてくる。童顔、小柄で俊敏な身のこなしで西部劇に新風を吹き込んだマーフィーが、『早撃ち無宿』(’53)の前にネイザン・ジュランとコンビを組んだアクション西部劇。同じタイトルの作品では、テレビ西部劇史上最も人気が高く1955年から21年間続いた『ガンスモーク』(主演;ジェームス・アーネス)がある。

▶DISC 3「曠野の志士」Tumbleweeds(1925年/B&W/78分)
監督:キング・バゴット 出演:ウイリアム・S・ハート、バーバラ・ベッドフオード、ルシエン・リトルフィールド
1893年、オクラホマ州とカンサス州の間にまたがる細長い狭地チェロキー・ストリップは、白人入植者とチェロキー族との緩衝地帯として取り残された土地であった。ドン・カーヴァーが牧童頭を勤めるボックス・K牧場も、定住者のいないこの緑豊かな水利のよいこの遊牧地を古くから利用していた。だがチェロキー・ストリップが入植者に開放されるという噂が流れた。土地が解放されると彼らの牧場は立ち行かなくなるため、カーヴァーは牧童を連れてコールドウェルの町に事の真相を確かめに行く。彼らが町で見たものは入植者たちでふくれあがったランド・ラッシュ直前の異様な光景だった。1864年生まれのサイレント西部劇の大スターで実在のワイアット・アープとも友人だったという、ウイリアム・S・ハートの記念すべき最後の出演作。

▶DISC 4「荒くれ男」Stampede(1949年/B&W/76分)
監督:レスリー・セランダー 出演:ロッド・キャメロン、ゲイル・ストーム、ジョニー・マック・ブラウン
マイクとティムのマッコール兄弟は、アリゾナの広大な牧場を取り仕切り数多くの牛を放牧していた。無法者のスタントンとコックスは、開拓者たちを言葉巧みに騙して、周辺の荒れ地を彼らに売り渡していた。それらの土地の水利はマッコール兄弟の土地にある湖のダムにあるのだが、二人はダムを開けようとはしなかった。だが開拓者の一人、ドースンの娘コニーの勝ち気な魅力にティムが惹かれた事から事態が予想外の展開に発展していく。だが、スタントン一味はダムを破壊し、牧場を襲い牛を大暴走させる暴挙に出てマッコール兄弟を追いつめていく。スケールの大きなアクション西部劇で、特に”スタンピード”(原題)した数百頭の牛が失踪したまま大断崖から真っ逆さまに落ちていくシーンの迫力は圧巻。

▶DISC 5「牧場荒し」 The Redhead from Wyoming(1953年/カラー/77分)
監督:リー・ショレム 出演:モーリン・オハラ、アレックス・ニコル、ウィリアム・ビショップ               
舞台はワイオミングのスィートウオーター。この町を陰で牛耳る卑劣な悪漢ジム・エイベレルは無法者のジョーンズと企んで、牧場主と開拓農民たちとの間に争いを起こし、そのどさくさに紛れて牛の群れを盗もうとしていた。そのためエイベレルは酒場をやらせているケイトも盗んだ牛の処理に利用していた。一方、保安官スタンは牧場主と開拓民との争いを止めさせようと必死に立ちまわる。だが、エイベレル一味は放牧地戦争をあおり立てようと次々に問題を起こし、両者は一触即発の状況に追いつめられて行く。ジョン・フォードの『静かなる男』に続いて、出演した赤毛のモーリン・オハラが酒場で発する高潔なオーラが最後まで惹きつける。 

▶DISC 6「アパッチ峠の闘い」The Battle at Apache Pass(1952年/カラー/85分)
監督:ジョージ・シャーマン 出演:ジョン・ランド、ジェフ・チャンドラー、スーザン・キャボット
南北戦争が勃発した1862年のニュー・メキシコのとある地域。合衆国騎兵隊の将校であるジム・コルトン少佐はアパッチ族の若き酋長コーチーズと友好的な関係を保つ優秀ななリーダーだった。しかし、コルトン少佐は腐敗し政治的な野心を持ったインディアン管理官ベイラーによって、その名声を傷つけられていた。彼は偽の攻撃を仕掛け、地元農民の息子を誘拐していたのだ。コルトンはその調査で留守の間、西部に来たばかりで名を遂げる事しか考えてないバスコム中尉に、ベイラーはこの事件はコーチーズの仕業と思い込ませるのだった。そんな中、アパッチ族に対する遠征に出発した事から騎兵隊との全面戦争へと突き進んでく。史実にある1861年の”バスコム事件”と’62年の”アパッチ峠の戦い”を取り混ぜて作られたインディアン戦争映画。’52年の4月に興収1位を記録するなど大ヒットした。

▶DISC 7「拳銃街道」Trail Street(1947年/B&W/84分)
監督:レイ・エンライト 出演:ランドルフ・スコット、ロバート・ライアン
南北戦争が終わって間もない1880年。国土も人心も荒廃していたカンザス州リベラルの町は無法地帯になっていた。特に牛を売るために町に来る牧童たちの暴虐ぶりは激しく、損害を受ける農民たちの我慢も限界に達していた。そうした状況の中、町は秩序回復のためにドッジ・シティでの活躍で一躍名を挙げた、バット・マスターソンを保安官として町に呼び寄せる。町に着いたマスターソンは、まず町にたむろする牧童たちの拳銃を、町を出る時まで預かるという行動に出て取り上げる。不動産業者ののアレンが暴れ者の牧童ラーキンに、危うく殺されそうになったところをマスターソンは助ける。ラーキン達を裏で牛耳る悪のボスが、表向きは温和な町民を装っているモーリーで、酒場のマスター、カーモディがその相棒である事を突き止める。やがて、マスターソンとモーリ一一味との壮絶な闘いがリべラルの町に勃発していく。スコットが西部開拓時代の名保安官バット・マスターソンを演じた娯楽西部劇。

▶DISC 8「最後の砦」The Last Outpost(1951年/カラー/89分)
監督:ルイス・R・フォスター 出演:ロナルド・レ-ガン、ロンダ・フレミング、ブルース・ベネット
南北戦争時、ヴァンス・ブリトン大尉は北軍出身だったが、南軍の一員としてサンタフェ街道を経由して北軍に武器・弾薬が入るのを防ぐ任務をこなしていた。皮肉にも彼の部隊に対抗する北軍の指揮官は兄ブリトン大佐だった。やがて武器密売業者のサム・マクラウドはこの争いにアパッチ・インディアンも巻き込む。以前ヴァンスと婚約していたサムの妻ジュリーは夫の悪巧みを知り悩むが、サムはアパッチに事の真相を知られたため殺された。その地方のアパッチ族の若酋長ジェロニモは犯人として投獄された事から、騎兵隊とアパッチとの全面戦争に突き進んでいく。’50年代に西部劇、戦争映画などのアクション映画に出演したレーガン主演の南北戦争余話。2年後『シェーン』でオスカー撮影賞を受賞するキャメラマン、ロイヤル・グリッグスが捉えたテクニカラーの鮮やかな映像美が見事。

【コピーライト】
発売元:株式会社ブロードウェイ/販売元:株式会社ブロードウェイ

【発売日】2015年11月3日
モノクロ&カラー/1925~1953年アメリカ/英語/字幕:日本語 パッケージ:トールケース/8枚組 収録時間:約726分
価格:¥18,000+税

在庫状態 : 在庫有り
¥19,800(税込)
数量