ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ DVD-BOX Vol.1
ハリウッド西部劇映画傑作シリーズ DVD-BOX Vol.1
「すごい!西部劇黄金時代の、その全貌がここに!」佐々木譲(作家)
ハリウッド黄金時代に輝いた、珠玉の西部劇傑作シリーズ第1弾!一流のスタッフ&キャストが結集した厳選の8作品
▶DISC 1「狙われた駅馬車」 Rawhide(1951)87分 B&W
監督:ヘンリー・ハサウエイ 主演:タイロン・パワー、スーザン・ヘイワード
*サンフランシスコとセントルイスを結ぶ街道にある一軒宿場ローハイドに着いた駅馬車からヴィニーと連れの子供が降り立った時、騎兵隊が現れ、宿場主のサムと若者トムに、脱獄囚4人が駅馬車に積んだ金塊を狙ってこの方面に向かっているという知らせをもたらす。やがて姿を現した凶悪犯を相手に、トムたちは必死に闘うのだが・・・。『駅馬車』(1939)等多くのジョン・フオード作品で名高いダドリー・ニコルズの脚本を、『勇気ある追跡』(69)などの巨匠ハサウエイがスリリングな描写で描いた佳作。
▶DISC 2「流血の谷」 Devils Doorway(1950)84分 B&W
監督:アンソニー・マン 主演:ロバート・テイラー、ルイス・カルハーン
*南北戦争に北軍の兵士として参加して、国会最高勲章を授与され除隊したショショネ族インデイアンのランスは、故郷ワイオミングに帰ってくる。ランスは白人との平穏な生活を夢みていたが、政府と法律に裏切られ、白人との戦いを決意する・・・。『ウインチェスター銃‘73』に続いてアンソニー・マンが、インデイアンの立場から描いた異色西部劇で、二枚目テイラーがランス役を好演。クライマックスの渓谷でのダイナマイトを使った戦闘シーンなど、マンののダイナミックな演出は切れ味鋭い。
▶DISC 3「栄光の星の下に」 Lone Star(1952)94分 B&W
監督:ヴィンセント・シャーマン 主演:クラーク・ゲイブル、エヴァ・ガードナー、ブロデリック・クロフオード、ライネル・バリモア
*1845年、アメリカ合衆国の一州になった、テキサス州が合衆国の下に参加するまでのアメリカ史の1ページを描いたもの。わき上がった合衆国との合併騒動のなか、合併派の牧場主ゲイブルと独立派のボス、クロフオードとの闘いを軸に、アメリカ建国史にも名高いアンドリュー・ジャクソン、サム・ヒューストンなどの実在の人物も登場する大作。原題のLoneStar(一つ星)は、1836年テキサスがメキシコから独立した時に制定された旗のことで、以来、テキサスを象徴する旗になりいまだに使われている。
▶DISC 4「暗黒の命令」 Dark Command (1940) 94分 B&W
監督:ラオール・ウオルシュ 音楽:ヴィクター・ヤング 主演:ジョン・ウエイン、クレア・トレヴァー、ウオルター・ピジョン
*南北戦争が勃発する直前の1960年カンサス・シテイ.保安官選挙でカウボーイのボブに破れた教師のカントレルは、長年の夢を断たれた腹いせにならず者を集めて町を荒らし始める。折しも勃発した南北戦争の混乱に乗じてカントレル一味は軍の補給品や武器を奪う。南軍に成りすまして街中を恐怖におとし入れたカントレルを待っていたのは、保安官ボブとの宿命の対決だった。『駅馬車』(39)に続いてウエインとコンビを組んだクレア・トレヴァーが紅一点花をそえる。ウオルシュの骨太な演出が光る西部活劇。
▶DISC 5「群盗の町」 Badman’s Territory(1946)98分 B&W
監督:テイム・フエーラン 主演:ランドルフ・スコット、アン・リチャーズ、トム・タイラー
*テキサスに隣接するオクラホマ州クイントは西部の無法者たちが集まる無法地帯だった。ジェシー・ジェームス兄弟を追ってクイントに来たテキサスの保安官スコットは、やがてこの町を牛耳る非道な連邦保安官ハンプトンと対決することになる・・・。ジェームス兄弟、ベル・スター、ダルトン兄弟などの西部史上の無法者たちが登場する。数多くの西部劇に出演したスコットが軽快なアクションを見せるRKO西部劇。
▶DISC 6「征服されざる人々」 Unconqured (1947) 146分 カラー
監督:セシル・B・デミル 音楽:ヴィクター・ヤング 主演:ゲイリー・クーパー、ポーレット・ゴダード、ハワード・ダ・シルヴァ
*1763年、独立前のアメリカ。ピッツバーグのピッツ砦のクリス大尉はヨーロッパから奴隷として送られてきたアビーを悪徳豪商ガースから解放するが、インデイアンと裏で通じて砦の壊滅を目論むガースの陰謀が次々にクリスを追いつめて行く・・・。ハリウッド史に輝く多くのスペクタクル作品をてがけたデミル監督が、雄大な大自然を背景に、フロンテイア・スピリットを謳い上げた超大作で、93人の配役、4,000人を超えるエキストラが配備された。
▶DISC 7「シマロン・キッド」 The Cimarron Kid (1952) 84分 カラー
監督:バッド・ベテイカー 主演:オーデイ・マーフイー、ビヴァリー・タイラー、ジェムス・ベスト
*西部史上の実在の人物シマロン・キッドことビル・ドーリンは、強盗団のドルトンを友達のよしみで匿い、逮捕されたが3年ぶりに仮出獄を許された。だが、オクラホマに帰る列車が強盗団に襲われ、再びビルに容疑がかかったためスキをみて逃げ出し、ドルトンの隠れ家に向かった。強盗団は銀行襲撃を計画してて、ビルもその一味に加わる。激しい銃撃戦でドルトン3兄弟は射たれ、残ったビルたちも次第に追いつめられていく・・・。伝説のアウトロー役の多いオーデイ・マーフイーがシマロン・キッド役を快演したベテイカーの力作。
▶DISC 8「烙印」 Branded(1950)104分 カラー
監督:ルドルフ・マテ 主演:ラン・ラッド、モナ・フリーマン、チャールス・ビックフオード、ジョセフ・カレイア
*不正な賭博師を殺害して当局に追われているラッドはレイングウエルという悪漢にそそのかされて、5歳の時に誘拐されたままになっているテキサスの牧場主の息子になりすまし、乗っ取りのために牧場に乗り込んでいくのだが、事態は思わぬ方向に向かって行く・・・。ドライエルの『裁かるるジャンヌ』、ルビッチの『生きるベキか死ぬべきか』、ヒッチコックの『海外特派員』などのカメラマンとしても名高いルドルフ・マテが二転三転する物語をていねいにまとめあげた一遍。
【コピーライト】
発売元:株式会社ブロードウェイ/販売元:株式会社ブロードウェイ
【発売日】2012年10月5日
モノクロ&カラー/1940~1952 アメリカ/英語 字幕:日本語/トールケース8枚組/収録時間:約755分
価格:¥18,000+税