巨匠たちのハリウッド　フリッツ・ラング傑作選　暗黒街の弾痕

☆ゴダール、トリュフォー、そしてヒッチコックが大絶賛！巨匠フリッツ・ラングの米国時代を代表する作品『暗黒街の弾痕』DVD化！！

■『俺達に明日はない』のモデルとなった実在のお尋ね者ボニーとクライドを取り上げた最初の映画であり、とりわけ当時のギャング映画からフィルム・ノワールにいたる作品に大きな影響を与えた傑作。少しの狂いもなく破滅へと追いつめられていく２ 人の運命の成り行きは、機械に巻き込まれていくような残酷で、ラングの個性が強烈 に押し出されている。前科者というだけで、容赦なく若い２人を追いつめていく社会の酷薄さも問題にされており、渡米第１作『激怒』でリンチを描いたのに続く社会的内容に、ラングはこ の時期しばらく社会派監督のように見られていった。戦後のスリルとサスペンスに満ちたドラマともひと味違う世界がここにある。

■前科３犯のエディ・テイラーは、恋人ジョーン・グラハムと弁護士ウィットニーの願いが通じ、晴れて自由の身となった。真面目に生きることを誓ったエディは、ジョーンと結婚し新婚旅行に出発した。新たな将来に希望をふくらませる２人であったが、前科者に対する世間の目は冷たかった。宿泊先では突然部屋を追い出され、旅行から戻った後やっと手に入れたトラックの運転手の仕事も理不尽に解雇されてしまう。怒 り、苦しみながらも何とかまともに生きようとするエディだったが、おりから起きた銀行強盗事件の濡れ衣を着せられ捕らえられたエディの無実の訴えも空しく、彼に死刑の判決が下されるが…。

［CAST］
シルヴィア・シドニー
ヘンリー・フォンダ
バートン・マクレーン
ジーン・ディクソン
ウィリアム・ガーガン

［STAFF］
監督：フリッツ・ラング
脚本：ジーン・タウン、グレアム・ベイカー
撮影：レオン・シャムロイ

発売日：2010年9月3日
B&W／4：3／音声＝英語／日本語字幕
1937年アメリカ映画
※マスターテープの都合上、字幕OFFでご覧いただくことはできません。何卒ご了承ください。