巨匠たちのハリウッド マックス・オフュルス傑作選 笑う相続人
巨匠たちのハリウッド マックス・オフュルス傑作選 笑う相続人
(BWD-2233)
オペラの映画化『売られた花嫁』に続いて、オフュルスが手がけたロマンティック・コメディ。
■貴重なオフュルスのウーファ時代の一本。『輪舞』で発揮したオフュルスのユーモアのセンスが光る。ハッピーな”軽さ”が過ぎたのか、1937年にはナチが上映禁止にした曰く付きの作品。ヒロインのジーナを演じるのはフリッツ・ラングの『スピオーネ』(1928年)に出演したオランダの女優リエン・ダイヤース。主演のハインツ・リューマンはドイツを代表する喜劇俳優。
■シャンパン会社の経営者が死に、遺言状を聞きに親戚一同が集まる。無類の酒好きで甥のピーターもその一人。酒の会社など社会道徳に反すると考えている堅物のおじは、相続人は自分だと確信している。だが、公開された遺言状は驚くべき内容だった。遺産相続のために無理難題が課され、酒と恋を諦める羽目になった相続人のピーター。彼は恋を選ぶか、遺産を選ぶか・・・。
【キャスト】
ハインツ・リューマン
イダ・ヴュスト
ヴァルター・ヤンセン
【スタッフ】
監督:マックス・オフュルス
撮影:エドゥアルト・ヘッシュ
編集:ヘルベルト・フレデルスドルフ
音楽:クレメンス・シュマルスティッヒ
発売日:2012年5月3日
4:3 スタンダード/片面1層/モノクロ/言語:ドイツ語 モノラル/字幕:日本語/本編72分
原題:Lachende Erben
製作年:1933年