世界の推理小説 傑作映画 DVD-BOX

BWDM-1070

世界の推理小説 傑作映画 DVD-BOX

(BWDM-1070)

ミステリーの女王アガサ・クリスティをはじめ史上最高の推理小説家ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラー、怪奇文学の巨匠エドガー・アラン・ポー等の原作を元に、一流のスタッフ&キャストが結集映画化した世界の推理小説・映画傑作厳選の8作品!

【収録内容】
▶DISC 1「マリー・ロジェの秘密」Mystery of marie roget(1942年/アメリカ/B&W/61分)
原作:エドガー・アラン・ポー(『マリー・ロジェの謎』) 監督:フィル・ローゼン 出演:パトレイック・ノース、マリア・モンテス、マリア・オースペンスカヤ
ニューヨークで実際に起きた殺人事件からヒントを得て、エドガー・アラン・ポーが舞台をパリに移して描く短編小説を映画化したミステリー。1889年、秘密の過去を持ったパリのミュージック・ホールの看板スター、マリー・ロジェが何者かに殺される。パリ警視庁は大掛かりな捜査を進めるが犯人を検挙出来ず、警視総監は探偵オーギュスト・デュパンに協力を仰ぐ。デュパンは事実だけを徹底的に分析ながら謎に包まれた事件の全貌を解き明かしていく。『モルグ街の殺人』に続いて探偵デュパンが登場する犯罪ミステリー。マリー・ロジェ役のドミニカ出身のマリア・モンテスはこの作品以降注目され、’40年代ハリウッドで”テクニカラーの女王”と言われて人気を博した。

▶DISC 2「十字路の夜」La nuit du carrefour(1932年/フランス/B&W/75分)
監督:ジャン・ルノアール 原作:ジョルジュ・シムノン『メグレと深夜の十字路』 出演:ピエール・ルノアール、ジョルジュ・テロフ、ウィナ・ウィンフリーデ
パリ近郊の畑の真ん中にあるうら寂れた<三寡婦の十字路>と言われる、曰く付きの辻に住むデンマーク人のガレージで、男の死体が入った車が発見されメグレ警部が捜査に乗り出す。冒頭の死体発見シーンから終盤の緊迫感溢れる銃撃戦まで、ルノアールの息を抜けない演出ぶりが際立っている。暗闇から突然、銃撃してくる狙撃手と銃の閃光、ヘッドライトに照らされた夜の街路、そして何度か劇中に登場する”水のショット”が不思議な効果を上げている。自身の初トーキー作品で流水など、水の音を強調した”水の作家”ルノアールの心憎い演出だ。本作はシムノン原作の初めての映画化作品であり、原作のもつ異様な雰囲気と強烈なサスペンスを見事に映像化した。メグレ警部役でルノアールの兄ピエールが出演している。

▶DISC 3「トレント最後の事件」Trent’s last case(1952年/イギリス/B&W/90分)
監督:ハーバート・ウィルコックス 原作:E・C・ベントリー(『トレント最後の事件』) 出演:マイケル・ワイルディング、マーガレット・ロック・ウッド、オーソン・ウェルズ
国際的に大物の金融家シグスビー・マンダーソンがハンプシャーの自宅で遺体で発見された。ザ・レコード紙は事件記者のフィリップ・トレントにその事件を追うよう任命する。彼は親戚のふりをして警察の非常線をくぐり抜けて、屋敷内の潜入に成功する。そして捜査を率いるマーチ刑事から事件の背景情報を集める。マーチは自殺だとほのめかすが、トレントはすぐに殺人事件だと確信する。検視官もマンダーソンは自殺だったと結論付けたが、トレントは編集部の許可を得て事件の追跡を続けていく。やがて彼の調査はマンダーソンの未亡人マーガレットに辿りつく。ミステリー黄金時代の幕開けを告げた作品として名高いE・C・ベントリーの『トレント最後の事件』(13)の3度目の映画化。2回目の作品は巨匠ハワード・ホークス最後のサイレント映画『トレント大事件』(29)で背筋がゾクゾクするほどのミステリーメロドラマの傑作と評価されたが製作当時はアメリカで公開されなかった。1999年に東京で開催されたハワード・ホークス映画祭では45分版が公開された。

▶DISC 4「血に笑う男」Love from a stranger(1937年/イギリス/B&W/86分)
監督:ローランド・V・リー 原作:アガサ・クリスティ(『ナイチンゲール荘』) 出演:アン・ハーディング、ベイジル・ラスボーン、ビニー・ヘイル
生活に追われているタイピストのキャロル・ハワードは、少ない給料の中から購入したフランスの宝くじが当たり夢にも思わぬ大金が飛び込んできた。キャロルは同居している叔母と友人ケイトの三人でパリへ行く計画をたてる。彼女は出発前に自分が住むアパートを貸し出しするという新聞広告を出す。程なく広告を見たジェラルド・ラヴァルという中年の上品な紳士が現れた。彼の精錬された行動は世間知らずのキャロルの心を捉え、恋人ロナルドの愛を踏みにじってキャロルはジェラルドと結婚してしまう。やがてキャロルはジェラルドの言葉に従い郊外の人里離れた一軒家に移り住むのだが、彼女はそこで夫の恐ろしい秘密を知り愕然とする。ミステリーの女王アガサ・クリスティの短編『ナイチンゲール荘』の映画化で、小気味良いテンポで展開されるサスペンスが最後まで飽きさせない。’47年にリチャード・ウォーフ監督によってリメイクされている。

▶DISC 5「マルタの鷹」Satan met a lady(1936年/アメリカ/B&W/74分)
監督:ウィリアム・ディターレ 原作:ダシール・ハメット(『マルタの鷹』) 出演:ベティ・デイヴィス、ワーレン・ウィリアム、アリソン・スキップワース
ハードボイルド小説の古典『マルタの鷹』は3回映画化されているがこれは2度目の映画化作品(ハンフリー・ボガート主演作は3回目の映画化作品)。リメイク作品ということで製作会社のワーナーは、1931年作の『マルタの鷹』とは異なる内容の作品にしようと試み、前作の脚本家でもあるブラウン・ホームズに新たな脚本を依頼した。完成した脚本は『悪魔が淑女に出逢った』というタイトルから変えられ、原作では争奪戦になるマルタの鷹は8世紀の羊の角に、主人公の私立探偵サム・スペードはテッド・シェーンになっている。テッドに仕事を依頼する謎の女バレリーにはベティ・デイヴィスを起用する。前年『青春の講義』でオスカー女優賞に輝いたデイビィスは、脚本が気に入らず撮影はスタートから遅れる。完成した映画はあまり話題にはならなかったが、ディターレ監督の精錬された、スタイリッシュな演出は前作とは一味違う作品に仕上がっている。

▶DISC 6「アルセーヌ・ルパン」Arsène Lupin(1932年/アメリカ/B&W/84分)
監督:ジャック・コンウェイ 原作:モーリス・ルブラン(『アルセーヌ・ルパン』) 出演:ジョン・バリモア、ライオネル・バリモア、カレン・マーレイ
深夜のパリ。サイレンの音がけたたましく響き渡る。大富豪フレーネー・マルタン家に盗賊が押し入った。当時、アルセーヌ・ルパンの名で知られる大胆不敵な怪盗がパリの富裕層を恐怖に陥れていた。ルーブル博物館のモナ・リザまでもが脅かされていた。ゲルシャール警部が現場に駆けつけると、車の上で縛られたパリ社交界の花形シャルムラース公爵を発見する。神出鬼没のルパンの大胆な犯行は連日のように続く。警部はシャルムラース公爵がルパンと睨んで証拠を手に入れようとするが、公爵は決して尻尾をつかませない。やがてルパンが仇敵のように付けねらう成金マルタンの別荘を舞台に、世紀の怪盗と警部との究極の闘かいの幕が切って落とされる。モーリス・ルブランの小説「アルセーヌ・ルパン』シリーズをコンウェイが職人芸で映像化したサスペンス。

▶DISC 7「高い窓」The brasher doubloon(1947年/アメリカ/B&W/72分)
監督:ジョン・ブラーム 原作:レイモンド・チャンドラー(『高い窓』) 出演:ジョージ・モンゴメリー、ナンシー・ギルド、コンラッド・ジャニス
胡散臭いゲイのレスリー・マードックが母親の珍しい金貨を盗んだことから、フィリップ・マーロウは事件に巻き込まれる。マーロウは大邸宅に住む裕福な老女マードック夫人から、行方不明の義理の娘リンダを探して欲しいという依頼を受ける。老女は亡き夫が残した貴重な金貨をリンダが持ち逃げしたと信じ込んでいた。しかし、マーロウは息子のレスリーや秘書なども怪しい裏と感じる。捜査を進めるうちに、男に触れられるとヒステリックになる少女や、夫殺しの女、三つの死体などがマーロウを待ち受けていた。レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』と並ぶ代表作の映画化。ジョン・ブラームのエネルギッシュな演出が全編にさえわたる。チャンドラー原作の『湖中の女』では監督もこなしているモンゴメリーがマーロウを好演。

▶DISC 8「曉の死線」Deadline at dawn(1946年/アメリカ/B&W/83分)
監督:ハロルド・クルアーマン 原作:ウィリアム・アイリッシュ(『曉の死線』) 出演:スーザン・ヘイワード、ビル・ウイリアムス、ポール・ルーカス
久しぶりの深酒で気を失なっていた休暇中の船乗りアレックスが意識を回復すると、傍にエドナ・バルテッリの大金があった。エドナはバーのホステスで、ラジオを修理してもらうために彼を部屋に招き入れたのだ。彼は疲れ切ってるダンサーのジューンに手伝ってもらい金を返そうとする。だが彼らが見たのは死体となったエドナの姿だった。本当に自分がやったのかわからないままアレックスとジューンは、休暇が終わるまでの真夜中4時間までに真犯人を見つけようとするのだが、捜索は複雑な迷路の中に入りこんでいく。コーネル・ウーリッチがウィリアム・アイリッシュ名義で書いたミステリー小説の映画化で、傑作『幻の女』同様ある時間のリミットまでを描いた殺人ミステリー。ジェーン役のスーザン・ヘイワードを始めとする出演者たちの好演技がサスペンスを盛り上げている。

【スタッフ】
監督:フィル・ローゼン、マルセル・レルビエ他

【キャスト】
パトレイック・ノース、ローランド・トゥータン他

【コピーライト】
発売元:ブロードウェイ 販売元:ブロードウェイ

モノクロ/1930~52年アメリカ/英語/字幕:日本語/トールケース8枚組/収録時間:約658分
2016年6月3日/価格:¥18,000+税

在庫状態 : 在庫有り
¥18,000(税別)
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