フィルム・ノワール ベスト・コレクション フランス映画篇 DVD-BOX2

BWDM-1057

フィルム・ノワール ベスト・コレクション フランス映画篇 DVD-BOX2

(BWDM-1057)

ピストル、トレンチコート、帽子や、都会の夜の霧、ビルの灯りや街灯、点滅するネオンサイン、車のヘッドライト、街路を濡らす雨と闇の陰影、煙草の紫煙・・・フランス映画史の闇に潜む「黒い映画」フレンチ・ノワール傑作8作品がいま甦る!!

【解説・ストーリー・セールスポイント】
▶DISC 1「ラインの処女号」La vierge du rhin(1953年/フランス/B&W/82分)
監督:ジル・グランジェ 出演:ジャン・ギャバン、ナディア・クレイ、アンドレ・クレマン
第二次大戦中に戦死したと思われていたジャック:ルドリュが故郷のストラスブールに帰って来た。そこで彼が見たのは妻のジュヌヴィエーヴが再婚し、ジャックの海運会社を乗っ取っていた事だった。ジュヌヴィエーヴは元夫が生きている事を知るや、今、手にしている冨を維持するためにすべき事は、唯一つしかないと気づく・・・ジャックを殺すしかない、と。ある晩、ジャックは元妻とその新しい夫ラベと対面する。彼はジャックを殺そうとするジュヌヴィエーヴを止めていたのだが、そのすぐ後に、彼自身が正体不明の殺し屋に殺された事から、事態は思わぬ展開を見せはじめる。『赤い灯をつけるな』など多くの作品でコンビを組んだグランジェ=ギャバンの記念すべきコンビ第一作。

▶DISC 2「アリバイ」l’alibi(1937年/フランス/B&W/84分)
監督:ピエール・シュナル 出演:エリッヒ・V・シュトロハイム、アルバート・プレジャン
パリのナイトクラブでウィンクラー教授の有名な読心術会が行われている最中、教授は客の中に彼が最も忌み嫌う男を見つける。ショーが終わるとウィンクラーは、ゴードンという名のアメリカ人ギャングの後を追い撃ち殺す。それからウィンクラーはクラブで働く若い娘エレーヌを買収して、殺人時のアリバイを証言してもらう。ウィンクラーの犯行と確信しているパリ警視庁のカラス警視は、彼のアリバイを崩そうと画策するのだが。ピエール・シュナルはこの『アリバイ』と’39年の『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の監督としてにわかに注目され、映画は2作とも大ヒットした。コントラストの効いたモノクロ画面が秀逸。

▶DISC 3「罠」Pieges(1939年/フランス/B&W/111分)
監督:ロバート・シオドマク 出演:モーリス・シュヴァリエ、ピエール・レノア、マリエ・ディエ
パリで若い娘が11人も行方不明になり、警察は最後の被害者の友人でもあるアドリアンヌを捜査の協力者として依頼する。行方不明の被害者に共通する唯一のつながりと思われるのは皆、新聞広告に返事を出していた事だった。アドリアンヌは自分でも広告に返事を出して何人かの疑わしい人物に会うのだが、全員が潔白だと判明。その頃、彼女はキャバレーの経営者、ロベール・フルーリーと出会い一気に恋に落ち、結婚する。だが、彼が行方不明の女性たちを殺した証拠を発見した事から事態は急展開して行く。ナチス支配下のドイツからフランスに亡命したシオドマクが’40年に勃発するフランス占領前に製作したノワールの傑作。作品には、フリッツ・ラングの『M』の影響が随所に見られる。尚、本作はダグラス・サークの『誘拐魔』(’47)のリメイク作品でもある。

▶DISC 4「家の中の見知らぬもの」Les inconnus la maison (1942年/フランス/B&W/95分)
監督:アンリ・ドコアン 原作:ジョルジュ・シムノン『家の中の見知らぬ者たち』 出演:ライム、ジュリエット・ファベール、ガブリエル・ファンタ
かつては優秀な弁護士だったルルサは20年前に妻に出て行かれて以来、酒に溺れた生活を送っていた。広大で空っぽの邸宅に10代の娘ニコルと住でいるがほとんど会話はない。しかし、ある運命の日、ルルサを暗闇から引きずりだす事件が起る。家の中で死体が発見されたのだ。娘ニコルとその不良仲間に殺人の容疑がかけられた時、ルルサは事件の弁護引き受ける事を決心する。文豪アンドレ・ジッドが絶賛したことでも知られるシムノンの原作を、ナチス占領下のフランスでドコアンが作り上げたノワールサスペンスは、以降のフィルム・ノワール作品にも大きな影響を与えた。

▶DISC 5「乗馬練習場」maneges(1950年/フランス/B&W/91分 )
監督:イヴ・アレグレ  出演:ベルナール・ブリエ、シモーヌ・シニョレ、ジャック・バウマー
妻のドラが交通事故に遭って瀕死の状態で入院する。夫のロベールは自責の念と愛情と共に、一緒に過ごした短い日々を思い返していた。結婚は完璧だと思っていた妻一筋の夫として、思い出すのは幸せだった時間ばかり。だが、その幻想はドラの気難しい母に真実が告げられたとき、粉々に砕け散る。ドラがロベールと結婚したのは金目当てであり、彼のビジネスである乗馬学校を処分しなければならない程、資産を絞り執っていた。しかもさらに悪い事に、ドラは彼に隠れて愛人を作り、無常にももっと大胆な次の計画を立てていたのだった。’44年~’49年まで結婚していたアレグレとシニョレが離婚後コンビを組んだ作品で、アレグレ作品の中でも深く暗いモードが全編に沁み渡っている異色のノワール。

▶DISC 6「偽りの果て」non coupable(1947年/フランス/B&W/95分)
監督:アンリ・ドコアン 出演:ミシェル・シモン、ジャン・ドビュクール、ジョージ・ベルハット
アンスランは30年前は有名な医者だったが今は酒浸りの日々を送っている。ある夜、いつものように情婦のマデリーヌは安酒場で酔いつぶれている彼を見つける。泥酔状態にも関わらず、アンスランは車で帰宅する。だが、途中の交差点でバイクに乗った人をひき殺してしまう。我に返ったアンスランはただの事故に見せかける細工をする。警察と新聞記者はバイクが盗難されたもので、ライトも点けずに走っていた事から、男は自損事故で亡くなったと一旦は思い込む。’40年代のフィルム・ノワールの佳作として多くの批評でも高い評価を受けた。

▶DISC 7「セシールは死んだ」cecile est morte(1944年/フランス/B&W/90分)
監督:モーリス・トウールヌール 原作:ジョルジュ・シムノン『メグレと死んだセシール』 出演:アルベール・プレジャン、サンタ・レリ、ジャマイン・ケアージン
セシルは自分の命が狙われていると思い、警察に助けを求める。意地悪な叔母と暮らすアパートに深夜、何者かが忍び込んだ形跡があるとメグレ警部に訴える。その日も面会を求められたメグレだが、忙しさにかまけて後回しにしてしまう。しかし、彼女の姿が見えなくなった事に胸騒ぎを憶えて家を訪ねたところ、彼女は殺されていた。メグレは彼女との面会を先送りにした事を悔やみながら、この殺人事件の謎を紐解いてゆく。ナチス・ドイツ占領下のパリで作られたコンチネンタル・フィルム社の3作のメグレ作品の1作で、随所にブラックなムードが漂うメグレ・ノワール。

▶DISC 8「レミー・コーション/毒の影」la mome vert de gris(1953年/フランス/B&W/97分)
監督:ベルナール・ボリドリー 原作:ピーター・チェイニー 出演:エディ・コンスタンティーヌ、ドミニク・ウィルムス、ハワード・ヴァノン
FBI腕利き捜査官のレミー・コーションは、大掛かりな犯罪組織に強奪された委託貨物の金を止めるため、急遽、モロッコのカサブランカに派遣された。だがそこには美人のキャバレー歌手カルロッタ、通称グレーグリーンの貴婦人がレミーを暴力と裏切りの蜘蛛の巣へと誘う罠を張り待ち構えていた。原作はイギリスの作家ピーター・チェイニーのベストセラー小説で、左利きのシークレット・エージェント、レミー・コーションの活躍を描いたエディ・コンスタンティーヌ主演のフランス版ハードボイルド・アクション映画。、以降、『そこを動くな』(’53)『左利きのレミー』(’61)などが作られ、アメリカ人俳優コンスタンティーヌはフランスで人気スターになる。またゴダールは『アルフアヴィル』(’65)『新ドイツ零年』(’91)で彼をレミー・コーション役で出演させて話題になった。

【スタッフ】
監督:ジル・グランジェ、ピエール・シュナル、ロバート・シオドマク 他
【キャスト】
ジャン・ギャバン、エリッヒ・V・シュトロハイム、モーリス・シュヴァリエ、ライム 他
【コピーライト】
発売元:株式会社ブロードウェイ/販売元:株式会社ブロードウェイ

2015年12月4日
モノクロ/製作年:1937~53年アメリカ/英語/字幕:日本語/トールケース8枚組/収録時間:約754分
価格:¥18,000+税

在庫状態 : 在庫有り
¥18,000(税別)
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